インターネットと地震 Internet and earthquake 2003 6 2

 新聞報道によると、
先日の三陸南地震の直後、東北地方では、
電話や携帯電話が極めて、つながりにくくなった。
これは、地震の時は、電話が集中し、システムダウンの可能性があるので、
通話を最大80%規制したためである。
当時、通常の約100倍にあたる通話が殺到したため、規制したとのことです。
また、携帯電話も通話が約40倍になり、規制をかけた。
 一方、ADSLや光ファイバーによるインターネットや、
無線LANによるインターネットは、特に影響もなく、家族の安否の確認に威力を発揮した。
 これは、阪神大震災の時と同じことが起きましたね。
全く、阪神大震災の教訓が生かされていませんね。
あの時も、電話や携帯電話が、ほとんど、つながらなくなり、
インターネットが安否の確認や、援助の連絡に役立ったという現実がありました。
結局、あの時から、あまり進歩していませんね。
 一般的に電話というものは、地震等の災害が起きた時は、
通話規制をするというマニュアルがあります。
これは、電話が集中して、システムダウンを防ぐためと、
災害対策のために公共の通話を確保するため、普通の通話は規制されます。
しかし、こういうことは常識的に考えれば、わかることです。
 インターネットは、もともとアメリカで開発されたネットワークシステムで、
ある都市が、万が一、核攻撃されても、そのルートを迂回して、通信するという、
基本設計になっているので、もともと、災害には、インターネットが強いのです。
 こういう安否の確認システムを、行政が確立しておかないと、
地震が発生した時に、混乱が生じて、治安が悪くなります。
 さて、話は変わりますが、週末に、少しですが、家庭菜園の世話をしました。
家庭菜園があれば、いつも、新鮮な野菜が食べられます。
しかし、農民ではないので、野菜の知識がありません。
そこで、そばに小型のノートパソコンを置いて、
インターネットで、園芸のホームページを表示させ、参考にしました。
 無線LAN のルーターが設置してありますので、電波が届けば、
庭でもどこでも、インターネットができます。
人によっては、庭に自動車を引っ張り出して、
マイカーの整備をするのに、傍らにノートパソコンを置いて、
インターネットで、自動車整備のホームページを表示させ、
それを参考にしながら、マイカーの整備をしています。
 このように無線LAN 対応のルーターを設置すれば、
接続用のケーブルなど不要で、庭でもどこでも、電波の届く限り、
インターネットができます。
 晴れて気持ちがいい日には、ベランダの椅子にかけて、
小型のノートパソコンで、インターネットで、ホームページを見ています。
無線LAN 対応のルーターの電波が、どのくらい届くかを調べたことはありませんが、
少なくとも、庭では、インターネットができました。
 庭で、インターネットTVを見ていたら、ブロードバンドTVと言うみたいですが、
なかなか、おもしろい番組がありました。
ただ、残念なのは、無線LAN の通信速度が、11.0Mbpsという低速なので、
テレビ画像には、動きが、ぎごちないですね。
100Mbpsになれば、スムーズなテレビになります。